私の家は東日本大震災で大きな被害を受けてしまいました。とにかく安さだけにこだわって、安全性なんてものは二の次にして建てた家だったために、震度6強の強烈な揺れに耐えきれずに木っ端微塵に倒壊してしまったのです。地震なんて来るわけないだろうと高を括っていましたが、あんな巨大地震が本当にやって来るなんて、世の中はまったく一寸先は闇なのだということを思い知らされました。今はとりあえず安いオンボロアパートで暮らしていますが、いずれまた一戸建てを建てて住みたいと考えています。
今はどこの建設業者に工事を依頼しようか考えている最中なのですが、野村紘一さんが率いる建設会社に注目しています。この野村紘一さんという方は、住まいづくりへの情熱がとても高い方だなという気がします。例えば、同じマンションは二度とつくらないというポリシーがあり、造る建物一棟一棟にまるで芸術家のような魂を込めているように感じられます。新しく家を建てるなら、こういう人に造ってもらいたいなと思いました。
それから、野村紘一さんは、これからの住宅は安全性が大事だということを盛んに言っておられるのも好感触です。地震・津波・放射性物質・エネルギーリスク・水質汚染リスクなど、あらゆるリスクに対応することができるような住宅を供給することに本気で考え取り組んでいます。大学などの研究機関とも連携しながら、様々なデータなどを蓄積して、本当に安心して住める住宅造りを提唱しています。私もこれからの日本の住宅は安全性ということがキーワードになってくるのではないかと、震災を受けて以来考えてきました。
コストを極限まで下げたような、安くても脆い住宅にはもう住みたくありません。多少高くても、安心安全に住める住宅が理想です。日本政府には、ぜひこういう安全性の高い住宅の取得を支援するような政策の拡充を求めたいところです。これから先も日本は災害が起こり続けるのでしょうから、これは大事なことでしょう。
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